ゲイミンカン的 和室の完成







2年がかりの東京のお仕事が、ようやく完成致しました。

ハウスメーカーさんの新築物件。
その和室一部屋を任せて頂きました。
まず、この仕事を支えて頂きました皆様、ほんとうに有難う御座いました。
和室を作るお宅が少なくなった今、貴重な経験をさせて頂きました。
とても勉強になり、お客様にも喜んで頂き、嬉しくもホッとしています。

壁一面の本棚が欲しい、数奇屋作りにしたい・・などなど
施主さんのご要望をお聞きしながら、
最後にはなかなかよいバランスで仕上がったかな、と思います。

和室のことを、いろいろと調べ、見ていくと 
日本の文化 技術 のすばらしさを感じることが出来ます。

和室の説明です。

 ●天井    
 秋田杉 柾目 いなご張り 
 タルキには すす竹 赤松 杉 の三種類使用
 ●欄間 
 ゲイミンカンオリジナル 浴衣の版をガラスに閉じ込めた黒檀フレーム
 ●板壁+変木 
 欅の特殊杢仕様 窓を切りカウンターとからみ、お互いのそり止めになっています。
 ●カウンター 
 5mのブビンガ サッシ小窓の仕上げ枠も兼ねている 押入れの下梁の
 杉柾目材とジョイント やはり板壁とのからみが美しい
 ●本棚 
 ブビンガ一枚の板から木取り制作 左端に収納 
 下の棚板にライト埋め込み
 ●踏み板
 ブビンガ一枚 畳寄せも兼ねています
 ●押入れ
 メーターモジュールの事も有り広いです 
 本棚の続きに大きいサイズ用の本棚あり
 ●畳    
 琉球
 ●壁     
 珪藻土
 

やはり無垢の柾目の天井は素晴らしいです。
派手ではないけれど、おごそかで品があります。
ブビンガを多く使用すると、それこそ派手になってしまいがちなので、
落ち着いた存在になる様、仕上げを工夫しました。 

 

家具の仕口


すぐに素材に向かって行きたくなる私は、
これまで仕口の詳細図の他は図面を書かないで、加工に入っていました。
しかし仕口・角度などがとても複雑なダイニングチェアーではそうはいかない。
なので今、図面を書いています。
依頼されているダイニングチェアーは全部で4パターン。
高さ、仕様などがおのおの違います。
書いていて、あまりの複雑さにクラッ・・・ときました。
薪ストーブで暖をとりながら、夜な夜なの作業ですが、
紙の上で、煮詰めていくのは良い作業です。

干し柿とピクルス

紅葉の写真を載せようと思っていたのに、もうこの寒さ。
昨夜の天気予報では山沿いは10cmの降雪。
予報どおり朝から冷え込み、今朝はヒョウが降りました。
でも家の中はふんわり暖かく、いつもの様に近所の子達が集まって遊んでいます。

大人は干し柿とピクルス作り。
ピクルスも山の紅葉のよう。
庭の雪囲いも始まり、いよいよ本格的な冬支度です。

ゲイミンカンのスツール



2年越しで出来ました。
素材はナラ材 


使っている時も、重ねて積んでいる時もキレイな形にしたい。
仲間に意見を聞きながら、良い形に納まっていったと思います。
椅子はとても難しいので、長年避けていました。
デザイナーの手がけた名作椅子など、意外と安価であったり。
しかし、お客さんからのご依頼をきっかけに、始まりました。
スツール、ダイニングチェアー、ラウンジチェアー と
ゲイミンカンらしい椅子作って行きたいです。

このスツールは11月21日より開催されている。高岡クラフト展にてご覧頂けます。
また、東京展は新宿オゾンセンター。

芋とか、かぼちゃとか

収穫の秋です。
さつまいも掘りにお誘いされて、たくさん掘ってきました。
帰りに芋とか卵もたくさんもらって、
まさに、ホックホクで帰ってきました。
さつまいもは火を通すと中がマッ黄色で、ものすごーく甘い。
どうやったらこんなにおいしくできるのかな、すごいなぁ。
そしてこんなおちゃめなプレゼントまで。

夜、うちの前を通ったら見上げてください。
窓辺で不適な笑いをするかぼちゃがいます。ちょっと怖い。
さらに、もらったシブ柿で今年も干し柿作りします。
新米の季節だし、秋の新潟はちょっとヤバいです。

薪ストーブの季節

空気が澄んでいて、紅葉が青空が映えて、
今の季節は、いいですね。
朝は靄がかかり家から見る景色が美しいです。
庭に出るとアスパラがかわいらしい実をつけていました。
寒い日が多くなり、我が家では、
いよいよストーブに火が入りました。
壁が仕上がってからはじめてのストーブ。
やはり、効果はあるようです。すぐに暖まり、持続します。
今はまだ冷え込みがさほど厳しくないので
冷え込んだ夕方だけ焚き付けて、追加を1,2本。
今年はまだ薪の用意が不十分・・・、
なので燃費がよいのはかなり助かる。


薪、乾かし中。よい子はマネしないでね。

家づくり続々

小春展にご来場して頂いた皆様、誠にありがとうございました!

さて、そんなこんなでいろいろと出来ています。

下駄箱、4枚開き。ナラの1枚板で作りました。
自邸だと制約がなくて、逆にバランスとか悩みます。
冬場は下に長靴など置きたいのでこの形に。

トイレの手洗い。
この鏡、ちょっとしたものが置けて便利。

そして、家・ギャラリーともに壁塗り終了です。

風谷塗装さん、ありがとうございました!
いやいや、本当にお疲れ様でした。
仕上がってうれしいけど、なんだかさみしいです。