地球交響曲 

geiminkan2007-06-05

   地球交響曲第6番〜ガイヤシンフォニー
    「すべての存在は響きあっている」

交響曲といってもコンサートではない。
自主上映されているものでドキュメンタリー映画

この映画を初めて観たのは2年前だったか?
地球交響曲第2番。どんなものやら知らずに気軽に出掛けた私にとっては
かなりの衝撃だった。自然に涙が溢れていた。
感動というのとは少し違う、心の奥の深いところをを強く揺さぶれたような。
なんだかその後も1週間くらいボーッとしていたような気がする。
とにかく言葉でこの映画を語るのはむずかしいな・・・。

今回は主人と一緒に生後半年のチビさんを同伴したので
あやしながら出たり入ったり落ち着いては観られなかったけど
あー、やっぱり観に来てよかった。
音楽がテーマで今回も素晴らしい3人の音楽に携わる方が登場した。
音楽といえども娯楽音楽ではない。理論とか、かっこよさとか、
そんなモノが到底届くことのない、他のすべての決まり事から
開放されたような全感覚的な音楽との触れ方。
そして3人3様それに共鳴できる素敵なパートナーがいる。
こんなふうに五感に耳を傾けすべてに向かい合って生きられたらね。

私達はモノをつくり生活しているので、何もカタチを残さない
音楽や舞台といったものに憧れと尊敬の気持ちがある。
それを共有した人だけが分かち合う、響きあうことの出来る時間。
カタチは残らないけど、確かに心に残るなにか。

この映画を観ると本当に日本は静かで美しい国だったのだと思う。
自然を「神」と敬い、恐れ、共に生きてきた日本人の精神性。
これこそ今からの時代に必要な心だと思う。
もっと日本の文化を大事にしたモノ作りを。


最近、ちょっといろいろ詰まっていたので後ろ背中を押されたようでもありました。