長野へ行ってきました

頼まれていたテーブルとベンチの納品に長野へ行ってきました。
日曜だったので家族も一緒にドライブという事になり、
天気もよく最高に気持ちの良い一日でした。毎回思うのですが
長野に入るとジメッとしていた空気がいきなりカラッとするので
おもしろい。さて、納品先は安塚の須川という地区から移築した
古民家。ここは別荘なので家具は東京の深大寺(スゴーイ)に新築した
ご自宅に入れるんだそう。古民家は工芸館と称し、
その地域の手工芸がたくさん展示してあって、骨董店のような楽しさだった。
東京のクロワッサンの店などに出荷しているカゴなど。(欲しい〜)
うだるような暑さだったので、ひんやりとした古民家の中は快適そのもの。
お茶を頂き、深大寺に建てたという自宅のお話など
(私達ももうすぐ建てる予定なので)興味深くお聞きしました。
それは自邸の自慢話ではなく不満話で、知人の紹介で某有名建築家の
事務所の方に設計を頼んだが、大変不満足な結果であったこと。
多額(これはホントーに!)の建築費にも関わらず住み心地は最悪であるらしい。
聞けば本当にひどい話で、聞きながらやりきれない気持ちになった。
家をライトアップしないで欲しいとか(何なの?!)、
トイレにセンサーはいらないとか、夏は冷房なしで過ごしたいとか。
そんなささやかな彼の当たり前と思える要望をことごとく無視した
かっこだけの家になったらしい。
「だから誰も家に呼びたくないんだよね。」とため息。う〜、ヒドイ。
名工芸高校の先生であり古民家まで移築しちゃうくらいに工芸や古いものを
大事にされている方だから、気持ち・・・わかります。

帰り道は夕日がきれいで、なぜか海まで出てしまったよ。
ちょうど海岸清掃をした後らしくゴミひとつ落ちていない静かな直江津の海。
夕日はもうなかったけど打ち寄せる波が心地よく、しばらく暗くなっていく海を
眺めていました。そんな大人と関係なく子供たちは大喜びで
お決まりのパンツいっちょになっておおはしゃぎ。
暗くなるまで波打ち際で遊んでいました。