geiminkan2007-10-17

朝一で近所に住んでいる方(以後、勝手に
しげちゃんとしておきます)がまいたけを
届けてくれました。毎年この季節になると
決まってうちに下さるのです。
もちろん山で採った貴重な天然マイタケなり。
どれほど貴重なのかといいますと、身内にさえ採れる場所は内緒なんですって。
いつも大人の手のひらより随分と大きい立派なものを持って来てくれるしげちゃん。
言うまでもなく香も味も格別なので、本当に顔がほころびます。
私の父と同年代のしげちゃんは山の達人とでもいいますか、彼から私達は
本当にいろんな事を教わりました。ここへ越して来てから、何かにつけ「元気ィ?」
と日に焼けた顔を覗かせてくれる。なんだかんだ言っても一杯やるのが
大好きなしげちゃんですので、お酒を飲みながらいろんなお話を聞くのです。
そして鯉やタヌキを初めて食べたのもしげちゃんの家でした。
本当にうまいものしかウマイと言わないしげちゃんの料理の腕は抜群です。
鯉もタヌキももちろんウマイです。どんなものをいつどんな風にさばいて食すのが
最良かすべて知っています。なのでしげちゃんに「オッのりえちゃん、これはうまい
ねぇ」なんて褒められるとちょっと有頂天。逆にこれはこうした方がいいとか、
切り方から味付けまでいろいろとアドバイスしてくれるので私もここぞとばかり
「これはどうやって食べるのが一番おいしいと思う?」と質問攻めです。
妊娠中においしい湧き水の在り処を教えてくれたり、飼っていたイノブタを殺すのを
手伝わされただんな、蓮根掘りに行ってどろんこになった楽しい思い出・・・。
豪雪の年には2階まですっぽり埋まった学校をひたすら自分のショベルカーで
何日も何日も掘り出してくれた。停電の時もしげちゃんの家は発電機にて灯りが
消えることはありません。去年は薪ストーブにハマッていました。
自由で頭が良くてケンカっ早い(笑)けど少年のような好奇心を持ったおじさんです。
この人なくして私達のここでの暮らしは語れない!ほどお世話になっている
しげちゃん。これからもいろんな楽しみを共有し、まだまだビックリを教えて
もらいたいと心より願っている私達です。