キッチン


まだまだ制作中の我が家ですがキッチンの様子です。
写真では解りづらいですが窓から川の流れが見える一番いい場所です。
キッチンでごはんの支度をしていると子どもが帰って来るのがちょうど窓から見え
るのが、なんだかお母さんという感じでうれしいのです。
ステンレスのシンクは辰巳工業、コンロはリンナイ、瞬間湯沸し器と
富士工業のレンジフード。水栓はTOTOの自在水栓。
キッチンのみならず、家を建てるにあたって特別な設備や器具を使いませんでした。
古いものもいいなぁ、外国製のものも素敵・・などと少し迷いましたが、
結局、出来るなら日本製でどこでも手に入る安価なものをあえて選びました。
でもそれですごくよかった、気に入ってます。
キッチンで一番こだわったと言えば・・・ガスコンロにした事でしょうか。
ツルッとお手入れ簡単IHも出た頃は「おぅっ?」と思いましたが、
やっぱり料理は火でジャーッと作らないと、どうも作った気がしないのです。
コドモ達にも火でごはんは作るんだよって事を感覚的に理解して欲しい気がして。
これからシンクの前に棚をつくり、コンロの前にタイルを貼ります。

ところで最近の暮らし系の雑誌など見ると古い家を素敵に住みこなしておられる方が
たくさんいるんですねぇ、世の中贅沢はなんだかかっこ悪いという感じだし。
私達も10年廃校の木造校舎に住んで、とても素敵と言われましたけど、
結構住むには大変でした。寒い・・とかそういう事ももちろんですが
あの空気感ですね、何と言うんでしょうか・・古いものが作り出す独特の空気感。
すごく素敵なんだけど、なんだかちょっと疲れた・・。
家に置くものにも工夫がいるし。で、家にあう○○が欲しい、とかそういう事に
なってきて。私たちはモノを新しく作って生活しているからこれはなんか違うなぁと。
今のベーシックなこの家はモノへの向かい方をきちんと方向づけてくれるような気がして・・・
この家を設計してくれたT君、大工さんをはじめ、
この家に係わって力になってくれたすべての方々にあらためて感謝です。span>