まゆ玉

キューピットバレイでスローフードの夕べという催しが
行われ、それに展示するべく船倉のお年寄りの皆さんが
まゆ玉を作りに学校にやって来ました。まゆ玉とは
山みずきの木(この辺ではだんごの木と呼ばれている)に
色とりどりのだんごをつけ、飴玉などのお菓子を吊り下げたりしたもの。
これは地方でいろいろなスタイルがあるらしいが、
こどもの健康を願い、昔は各家庭で作られていたそうです。
皆で一日かかりでだんごを捏ね、小判を作り出来上がった
大きなだんごの木とちいさなだんごの木のまゆ玉。
帰り際に「いちかわさんの分」とちいさい方を頂いて驚いた。
はじめから私たちにくれるために切ってきてくれたのだ・・・
園から戻ったこどもたちはそれを見つけて「わぁ！」と飛びつき、
まだやわらかいだんごをそっと抜き取って味見をし、
なにより付いていた飴玉に大はしゃぎです。
いちにち１コと決めて楽しみにしているふたりです。

こういう昔からの風習っていいものだなぁ。
ここでなかったら気付くことのなかった大切なもの。
おじいさんおばあさん、うれしくて感動しました本当にありがとう。